優しさ

人に優しくされるのを心苦しく感じるときがよくあります。人に優しくするのも苦しく思うことがよくあります。優しさとはどういう言動を指すのでしょうか。施しですか?癒しですか?厳しくすることですか?その人のことを慮ることですか?どれもこれも優しさかもしれないし、そうじゃないかもしれないですね。

嘘も方便という言葉があります。これは優しさでしょうか。人を傷付けない、不快にさせない、そんな嘘はよくもないだろうけど悪くはない、そんなことはあるんでしょうか。

僕は人に優しくされると申し訳なくなります。特に自分は迷惑をかけていると思っているときに強く感じます。僕は人に優しくすると申し訳なくなります。こんなことをしてしまって責任が取れるのかなって。
例えば仕事で失敗したとき、何も咎められないと怖くなります。例えば誰かが失敗したとき、僕にとっては些細な問題だよと何も言わないことが自分に何かを溜めてしまうんじゃないだろうかと思います。

優しさってどういうことでしょうか。結局は都合の押し付けじゃないでしょうか。押し付けが相手にとって心地良ければ優しさで、そうでなければお節介、そういうことじゃないでしょうか。
ただ、押し付けられることは、それはそれで安心できます。だって、それはその人の気持ちを伝えてもらえているわけで、人がどうこう、世間がどうこう、ではなくって、その人がどう思っているかが分かるわけで、それはとても素敵だなって思います。

やっぱり優しさが何かは僕にはわかりません。でも、僕がしたいと思うことは自分の気持を伝えること、誰かに与えられた気持ちに答えること、全然できないですけど、そうあることがいいのかなって思います。